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モジュラーケーブルとLANケーブルの違い・見分け方・選び方を解説

モジュラーケーブルとLANケーブルの違いを詳しく理解できていない方は、多いのではないでしょうか。
似たような形をしているので、目で見ただけでは違いがわかりにくいですよね。

今回は、モジュラーケーブルとLANケーブルの見分け方や、それぞれの特徴・選び方を解説しています。
それぞれのケーブルの特徴を理解して、今までよりも心地よいネット環境を整備しましょう。

両者の違いを詳しく知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

モジュラーケーブルとLANケーブルの違い・見分け方・選び方を解説

モジュラーケーブルとLANケーブルはどのような違いがある?

まずは、モジュラーケーブルとLANケーブルの違いを理解するために、それぞれの主な特徴を解説していきます。

1.そもそもモジュラーケーブルとは|電話線とも呼ばれる

モジュラーケーブルは、一般の電話機やモデムなどにつながっているケーブルで、電話線とも呼ばれるものです。
ケーブルの先端にあるモジュラージャック(電話端子)を機器に接続し、電話回線をつなげます。

6極2芯などの6極の構造となっており、6つの溝に対して2つの芯があります。
6極2芯以外にも、6極4芯や6極6芯と呼ばれる構造もあり、芯の数が増えるほど高性能になるのが特徴です。

それぞれのケーブルの使用例は、下記の通りです。

● 6極2芯の例:モデム、テレビ配線など
● 6極4芯の例:ビジネスフォン、電話など
● 6極6芯の例:FAXなど

2.そもそもLANケーブルとは|パソコンやプリンターをつなぐもの

LANケーブルは、8極8芯の構造になっており、8つの溝に対して8つの芯があります。
主に、パソコンをプリンターなどの外部機器につなげるためのケーブルです。
外部機器への接続によって、ネット環境を構成する重要な役割を果たしています。

LANケーブルの方が、モジュラーケーブルよりも商品の数が多いのも特徴です。
普段使う機器に見合っており、太くて丈夫な製品を選べば長く使用できるでしょう。
ネット環境を快適にするためには、環境や機器に合ったLANケーブル選びが何よりも大切です。

特徴を見比べながら、使いやすい製品を選びましょう。

よくある疑問1.モジュラーケーブルとLANケーブルの見分け方は?

モジュラーケーブルとLANケーブルを即座に見分ける方法には、以下の2種類があります。

● 極の数で判断(極の数が6本ならモジュラーケーブルであり、極の数が8本ならLANケーブル)
● 大きさで判断(モジュラーケーブルよりもLANケーブルの方が大きい)

モジュラーケーブルは、LANケーブルよりも極が少なく、線が細いのが主な特徴です。
どうしても外見だけで判断しにくい場合には、コネクター部分を見て金属製の極の数を見れば判別ができます。

これらの特徴を理解すれば、モジュラーケーブルとLANケーブルの判別はしやすくなるでしょう。

よくある疑問2.モジュラーケーブルをLANケーブルとして使用できる?

モジュラーケーブルをLANケーブルとして使用できます。
代用するときは、専用コネクターが必要である点に注意しましょう。
ケーブル代用のデメリットは、速度の低下や不安定な通信環境になる点です。
最悪の場合、電話信号の混在により故障してしまう可能性があります。

LANケーブルはインターネット接続が可能ですが、モジュラーケーブルの代用として電話回線への接続はできません。
LANケーブルは、あくまでインターネット接続をするために使用されるケーブルなので、その点をしっかり理解する必要があります。

それぞれの役割やデメリット、危険性を理解して、LANケーブルの代用としてモジュラーケーブルを使用するのが大切です。

モジュラーケーブルとLANケーブルの選び方でネット環境を改善可能!?

ネット環境改善のためには、環境に応じたケーブルの購入が必要です。
この章では、モジュラーケーブルとLANケーブルの選び方を簡単に解説します。

モジュラーケーブルの選び方|ノイズを減らすのは短めのもの

電波(ノイズ)の影響を減らすために、モジュラーケーブルは短めを選びましょう。
モジュラーケーブルに長すぎて余った部分があった場合、束ねるとノイズの原因になってしまうので、できるだけ束ねないようにする必要があります。

芯の数に迷ったときは、6極4芯タイプを購入しておきましょう。6極4芯であれば、6極2芯として代用できるため、たいていの製品に対応できます。
FAXやビジネスフォン、固定電話機などを一つの部屋で同時に接続したい場合は、互換性の高い6極4芯を選びましょう。

LANケーブルの選び方|通信環境を安定させるならスタンダード

ケーブルのジャックは太いほど通信環境が安定するため、できるだけ太いものを選びましょう。
太さにはスタンダード・フラット・極細の3タイプがあり、中でもスタンダードを選ぶと通信環境が最も安定する傾向が見られます。

ジャックの形状のほかには、通信速度に合った規格を見て選ぶのも必要です。
それと、HUBやルーターといった中継機器も通信速度に合わせれば接続しやすくなります。

現在の最高速度は10G-BASE-Tなので、それを基準の一つとして長く使える製品選びをしましょう。

まとめ

モジュラーケーブルとLANケーブルは、極の数や大きさを確認すると見分けられます。
それぞれの代用ケーブルを使用できるかなど、ケーブルごとの役割やメリット・デメリット、注意点をきちんと確認して使用するのが大切です。

スムーズにケーブルを接続させるには、まずは周辺環境をきれいに整える必要があります。
ネット環境の改善を考えている方は、現在のパソコンの周辺環境を見直しながら適切なケーブルを選びましょう。

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