自宅に無線LAN工事は必要か？特徴や回線の種類・工事の流れを紹介！
「自宅にWi-Fiを通したい！」
「Wi-Fiを入れるには工事が必要なの？」
そういった悩みをお持ちではありませんか？
この記事では、無線LANの特徴・回線別の工事の有無・接続までの流れについて紹介しています。
無線LANとは
無線LANは、無線で接続されたネットワークです。
LANはLocal Area Network（ローカルエリアネットワーク）の略で、限定されたエリア内であればどこからでも接続できるネットワークです。
無線LANとWi-Fiは同じ意味と思いがちですが、Wi-Fiは無線LANの中の一規格です。
無線LANの特徴
無線LANの特徴を、メリットとデメリットに分けて紹介します。
メリット
● エリア内のどの場所からもインターネットがつながり、移動も可能
● LANケーブルがいらないため、レイアウトなどを気にせずに配置できる
● パソコン、スマートフォン、ゲーム機など複数の端末につながる
● プリンターとの共有も簡単にできる
デメリット
● 有線LANに比べると通信速度が遅い
● セキュリティ面が弱い
● 電波の干渉を受けやすい
以上の特徴を踏まえると、無線LANは広い範囲で使いたい方、移動しながら使いたい方などに適しているといえるでしょう。
自分の目的や用途と合っているか確認したうえで、無線LANを導入するか検討しましょう。
回線によって工事の有無が決まる！
無線LAN工事は、回線によって工事の有無が決まります。
以下で詳しく説明していくので、参考にしてください。
【不要】モバイルルーター・ホームルーター
工事が不要な回線は、モバイルルーターやホームルーターです。
モバイルルーター：バッテリーが内蔵されている小型のルーター
外出先でも通信エリア内ならWi-Fiが使えます。
データ通信も快適に行えますが、データ通信量の上限を超えると通信制限がかかるのが難点です。
ホームルーター：自宅で利用できるルーター
持ち運びできませんが、自宅内であれば十分な通信速度が保てます。
同時接続可能な端末の台数も多いので、多くの端末を使う場合に向いています。
これらは、実は携帯電話と同じく、端末で電波を受信してWi-Fiに変える仕組みです！
そのため、工事をしなくても使えます。
モバイルルーターは内蔵のバッテリーで、ホームルーターはコンセントにつなぐだけで使用できます。
【必要】固定回線
工事が必要な回線は、固定回線です。
固定回線
光回線やケーブルテレビなどの物理的な回線を自宅まで引き込んで、インターネットに接続する方法
屋内に回線を引き込むため、通信速度が安定します。
固定回線を使用するためには、回線を自宅に引き込む必要があるので工事が必要です。
しかし、住んでいる場所によっては回線が通っているので、その場合は工事が不要な場合もあると覚えておきましょう。
また、回線を引いただけでは無線LANは使えないため、Wi-Fiルーターを別途回線につなぐ作業も必要になります。
無線LAN工事の流れ
自宅で固定回線を通して無線LANを利用する場合は、工事が必要だと前述しました。
続いては、無線LAN工事の流れを説明します。
1.事前確認
賃貸のアパートやマンションに住んでいる方は、事前に大家さんや管理会社に回線の開通工事をする旨を伝えておきましょう。
工事で業者が自宅に来ると近隣の住民等の影響も考えられるので、事前に連絡しておくとトラブル防止にもつながります。
また、すでにアパートやマンションに回線が通っている可能性もあります。
回線が通っているか、通っている場合はどの回線が通っているか確認しておきましょう。
確認せずに工事を進めてしまうと、工事がスムーズにできないなどの影響があります。
2.日程調整・当日の立会
契約する回線を決めたら、開通工事の日程調整をしましょう。
基本的に開通工事には立会いが必要です。
工事にかかる時間は一般的には1〜2時間程度です。
自宅にいる時間帯にやる必要があるため、家に誰かがいる時に設定しましょう。
開通工事の内容は以下の通りです。
● 回線を部屋の中に引き込む
（場合によっては壁に穴を開ける工事になる可能性あり）
● 専用のコンセントを引く
● ONU（回線終端装置）とコンセントをケーブルでつなぐ
3.Wi-Fiルーターの準備・接続
工事が終わっても、すぐに無線LANを使える訳ではありません。
工事をしたあとに無線LANを利用するには、Wi-Fiルーターが必要になります。
Wi-Fiルーターは通販や家電量販店などで購入可能ですし、回線会社によっては購入・レンタルできる場合もあります。
Wi-Fiルーターを用意したら、回線と接続しましょう。
この作業は開通工事と合わせて実施してくれる業者もありますが、自分自身でも簡単に接続できます。
4.利用する端末との接続設定
Wi-Fiルーターを接続したら、無線LANを使う端末の接続設定を行いましょう。
パソコン、スマートフォン、ゲーム機などそれぞれの機械で接続が必要です。
設定は手動でできますが、付属CDやアプリなどを利用しても簡単に設定できます。
まとめ
無線LANの特徴・回線別の工事の有無・接続までの流れについて説明しました。
固定回線を利用する場合は、工事が必要なので、早めの検討が必要です。
工事を業者に頼んだ場合は、工事当日だけでなく、接続など何か不具合があった場合のアフターフォローも行なっています。
そのため、工事後の接続などの不具合が起きても安心できるでしょう。
当社でもLAN配線工事を行なっていますので、お気軽にご相談ください。