戸建ての電気配線工事の費用相場は？どんな工事なのかもチェック
コンセントを増やしたり、配線にスイッチを繋ぐ照明を設置したり、オール電化にするなど、電気に関係する工事には電気配線工事が関わっています。
電気に関わる工事の種類は多岐に渡るため、「電気工事」と一括りにされることが多いのですが、戸建てを購入もしくは新築する場合は、ある程度内容を知っておくのがベストです。
ここでは、電気配線工事について、また工事の料金相場などを解説していきます。
電気配線工事の内容は構造によって変わる
電気の配線工事の内容は、構造によって変わります。
建物の構造というのは、大きく分けると「木造」と「鉄筋」の2種類になります。
「木造」と「鉄筋」ではあらゆる部分の構造が異なりますが、配線に関わるのは壁の内側の違いです。
「木造」の壁の内側には空洞があるので、後からでも配線を通せます。
しかし、「鉄筋」は建築段階で配管を通しておく必要があり、後から工事をする場合はかなり大がかりになってしまうのです。
そのため、戸建てで鉄筋構造を検討している場合は、事前にしっかり配線について検討しておく必要があります。
戸建ての電気配線工事について
電気の配線に関しては、専門的な知識がないと分からないことも多いかもしれません。
しかし業者任せにしてしまうと、「コンセントの口数が足りない」「必要な場所に照明が付けられない」などのトラブルになってしまうこともあります。
詳しいことは分からないとしても、最低限確認しておく項目があるのでぜひチェックしておいてください。
配線変更費用を契約書で確認する
設計段階では問題ないとしても、上棟後に配線を変更したくなることがあるかもしれません。
内装仕上げが終わってから変更となると、高額な費用がかかってしまいます。
しかし、仕上げ前の事前変更は比較的安くなるのが一般的ですが、契約内容によって異なります。
内容によっては高額な設定になっていることもあるので、事前にしっかり確認しておきましょう。
電気工事士の資格を保有しているか
電気配線工事は、「電気工事士の資格を持っている人しか施工できない」ということが法律で定められています。
基本的に、電気工事を行う業者は資格を持っていますが、無免許でも長年運転をして捕まる人がいるように、電気工事業者でも無資格で工事をしている人がいないとは限りません。
ですので、間接的であっても工事を依頼する場合は資格を保有しているか確認してください。
通電確認をしてもらう
いくら資格を持っている人が工事をしても、人間はミスをすることがあります。
配線工事のミスというのは、漏電や火災の発生リスクがあるので、たとえベテランの作業員が施工したとしても、必ず通電確認をしてもらいましょう。
電気工事の前に知っておくこと
電気工事をすれば、コンセントなどは通電確認をするので、繋がらないということはないでしょう。
しかし、LAN配線やテレビの配線に関しては注意が必要です。
たとえば、見積書に「テレビ配線」と書かれていれば、テレビが映るようになると思ってしまいます。
ですが、電気配線工事の場合は空配管しか設置しません。
テレビはアンテナの設置工事が必要になるので、別途費用がかかることになります。
また、LAN配線に関しても、テレビやパソコンを使う部屋に引かれていなければ、再度工事を依頼するか、自分でケーブルを引くことになります。
そうなると見た目も悪くなるので、必要な部屋に設置されているかしっかり確認してください。
電気配線工事の料金相場について
「電気配線は有資格者しか工事できない」となると、費用が高いのでは？と気になるかもしれません。
実際にかかる費用は建物によって異なりますが、配線だけなら30,000円が相場となっています。
しかし、コンセントがなければ使えませんし、照明器具を取り付ける特殊なプラグも必要なので、配線だけの工事というのは現実的ではないでしょう。
配線に加え、コンセントや照明器具の設置をする工事を行う場合は、100,000～120,000円が相場となります。
ちなみに、オール電化の場合は100万円を超えることもあるので、しっかり見積りをチェックしましょう。
快適な生活のためにはしっかりと電気設備を整えること
コンセントの数を増やしたり、IHコンロを設置したりすると、その分費用が高くなってしまうので導入しないという方もいるでしょう。
しかし、家電はもちろんパソコンやモバイルデバイスなど、快適な生活を送るためには、電気が欠かせません。
最初は特に不便を感じないとしても、生活をしている間に電化製品はどんどん増えていくので、結果的に電気配線工事が必要になってきます。
電気配線を後から変更すると、逆に高くついてしまいます。
当社でも電気配線工事を行っておりますし、ご相談も承っているのでぜひご利用ください。